子宮内膜ポリープ Column
子宮内膜ポリープとは Clinic Column
子宮内膜ポリープは、子宮内膜から子宮の内側に突出する良性の病変です。
不正性器出血や過多月経を引き起こすこともありますが、症状がないことも多く見受けられます。
子宮内膜ポリープの症状
子宮内膜ポリープには、以下のような症状が出ることがあります。
- 月経の出血量が多い(過多月経)
- レバーのようなかたまりが出る
- 月経期間が8日以上(過長月経)
- 不正出血がある
出血量が多いことに自覚がない場合でも、血液中の鉄分が不足することで以下の症状が現れることもあります。
- 立ちくらみ・めまい
- 動悸・息切れ
- 最近疲れやすい
- 頭痛がある
これらの症状が出た場合は、子宮内膜ポリープが原因かもしれません。
不妊との関連性
子宮内膜ポリープの大きさや部位によっては子宮内膜ポリープ自体が着床障害の原因になります。子宮内膜ポリープの他に不妊因子がない場合、ポリープを摘出することで妊娠率が高まるとの報告もあります。
最近では子宮内膜ポリープと反復着床不全の原因の1つである慢性子宮内膜炎との間にも関連があると言われています。
子宮内膜ポリープの検査
経腟エコー(超音波)
ほとんどの子宮内膜ポリープは、経腟エコー(超音波)で診断することができます。
子宮鏡検査
経腟エコーでポリープの疑いが見つかった場合は、子宮鏡検査にて子宮内を直接確認することができます。
子宮内膜ポリープの治療
手術
子宮内膜ポリープの治療には「子宮内膜掻爬(そうは)術」「子宮鏡下手術」があります。
「子宮内膜掻爬(そうは)術」は患部を直接確認しながら行う手術ではないため、十分にポリープを切除できない可能性もあります。
一方で「子宮鏡下手術」は、内視鏡の先端についたカメラによって患部を直接診ながら行う手術のため、確実にポリープを切除できます。
特に不妊症の治療目的で子宮内膜ポリープを切除する場合は、手術後の子宮鏡下子宮内膜ポリープ摘出術が推奨されています。
施設によりますが、通常は日帰りもしくは1泊2日の入院が必要になることが多いです。
当院では症例により、日帰りにて子宮内膜ポリープ切除の手術をおこなっております。
子宮内膜ポリープに伴う不正出血などの症状があるもの、不妊症があるもの、および無症状であっても悪性の可能性があるものは摘出し、症状がないものについては経過観察を行うこともあります。